~「心のせんたく」~
安心院はグリーンツーリズム発祥の地 望月 陽子 さん
<プロフィール>
1941年 大分県別府市生まれ
大分大学学芸部卒業後、教職の道へ。大分県内の中学校にて教鞭を振るわれ、安心院町の佐田小学校・津房小学校では教頭として活躍。その後、宇佐郡内で初めての女性校長に就任し、38年間の教職生活を勤め上げる。教頭在任中には、グリーンツーリズム運動を推奨され、安心院にグリーンツーリズムを定着させて来た。グリーンツーリズム研究会の一員として現在も多忙な日々を送りつつ、地域活動にも貢献。恒松集落では、おひなさま祭やミニミニ音楽会などのイベントを開催し集落の高齢者に楽しみを与え続けている。
Q1:安心院はグリーンツーリズム発祥の地と言われていますが、そもそもグリーンツーリズムとはなんですか?
一言で言うなら「農村で休暇を」
緑豊かな農山・漁村地域で自然文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動の事です。安心院グリーンツーリズム研究会では「感動といやしの場」を提供しようと農村民泊、略して「農泊」をスタートさせ現在に至っています。
「1回泊まれば遠い親戚、10回泊まれば本当の親戚」を
キャッチフレーズに現在は安心院地区だけではなく宇佐市内、長洲の漁港の方でも受け入れを行うなど広がりをみせています。
安心院の心優しい純心な人達との交流に
また、作家司馬遼太郎が日本一と絶賛した安心院盆地の景色や穏やかにゆっくり流れる時間の中で「心のせんたく」をしてみませんか?
ぜひ安心院に足を運んでみてくださいね。
問合せ → 安心院グリーンツーリズム研究会
↑ 安心院グリーンツーリズム研究会も早いもので今年で20年の歩みとなっています。
昔は若くて元気だったのよ~と陽子先生
Q2 ご自宅でグリーンツーリズムの受け入れをされていますが、年間どれくらいの方が来られますか?
年間というより季節によって来られる数は違います。今の時期(取材時1月上旬)だと、やはり寒さのせいもあってお客様は少ないです。気候の良くなる春や秋、また農泊なので、農業の繁忙期(田植えや稲刈り)の時期には多くの学生さん達の受け入れを行っており、自宅がとても賑やかになりますよ。
Q3 グリーンツーリズムをやっていて良かったこと、また大変な事を教えてください?
やっていて良かったことは数えきれないくらいありすぎます(笑)。ただ大変な事は、小学生や中学生、高校生など若い学生さん達をお迎えする際には事故やアレルギー食品に対してはとても気を使います。1泊や2泊とはいえ親御さんからお預かりしているので、農泊中のケガや急な発熱時など心が休まりません。無事に元気な姿でお見送りするときにはホッとしますよ。
Q4 陽子先生の現在の趣味はなんですか??
恒松集落で実施している高齢者サロン(恒松健康会)に手作りのお菓子を提供することです。毎回、試行錯誤しながら、みなさんの喜ぶ顔を思い浮かべ楽しく作っています。
Q5 陽子先生が思う安心院町の良い所はどんな所ですか?
景色も風土ももちろんですが、「人が豊かでやさしいこと」です。人と人がお互いに助け合い、補い合いながら支えあえている地域ですね。
Q6 今後、安心院町がどのようになっていってほしいと思いますか??
交流人口が増えて、地域がにぎやかになると良いなぁと思っています。
あじむぴーぷるは、安心院で活躍する、輝く方々(年齢・男女・経歴・自薦・他薦・まったく問いません)を紹介できる場として
今後も、不定期に掲載していきます。